はじめに
私とものすけがWebライティング能力検定(一般社団法人日本WEBライティング協会)を受検してから、気づけば10年という月日が流れました。
この10年間、Webライティング能力検定や日本WEBライティング協会との出会いを通して、私の仕事、そして人生そのものに大きな変化が訪れました。
丸10年の節目を迎え、Webライティングについて私自身が経験してきたことを振り返りながら、感謝の気持ちを込めてお伝えしてまいります。
Webライティング能力検定との出会い
受検したきっかけや当時の思い出
「ウェブライティング」というキーワードを検索したことが、私の新たな挑戦の始まりでした。
その検索結果で出会ったのが日本WEBライティング協会のホームページで紹介されていた「Webライティング能力検定」という資格です。
今思えば、Webライティング能力検定のランディングページでしたね。
当時の私は、小規模事業者向けにホームページ作成支援やパソコンスキルアップのサポートの仕事をしていましたが、もう一歩踏み込んだ支援が必要だと思っていました。
Webライティング能力検定ホームページの案内文の中で語られていた、ただの文章スキルではなく、発信者としての意識を大切にするという点に強く共感しました。
この検定なら、私が目指していた「もう一歩踏み込んだ支援」が実現できるかもしれないと思い、迷わず挑戦を決意しました。
検定の準備過程や受検した時のエピソード
Webライティング能力検定の資格をホームページで知ってから受検するまでの期間は2週間。
受検申込の締め切りギリギリだったと記憶しています。
PDFで提供された公式テキストを読み込み、模擬問題を繰り返し解く要領で2週間、仕事終わりはみっちり勉強の時間に使いました。
勉強時間の配分はテキスト読み込み3割、模擬問題を解くのが7割ぐらいだったでしょうか。
試験は大阪の会場で受けました。
私がWebライティング能力検定を受検した当時は東京と大阪の2会場しかありませんでした。
現在は11会場で開催予定されているようです。
試験は取った得点に応じて1級から3級までの資格が与えられます。
私は当然1級を狙っていたので、試験本番は問題を慎重に読み込んだ方がよいと思ったので時間をしっかり使って解きました。
私が受検した当時はまだミニ論文が導入されておらず、問題を解いた人は割と早々に退出していたのです。
問題の難易度は正直簡単とも言い切れません。
特別ひねったような問題はありませんでしたが、公式テキストのしっかり読み込むことが合格、1級取得の近道だと当時受検して感じました。
せっかくの関西行きだったので1泊し、試験日の夜に神戸ルミナリエを観に行ったのは今となっては良い思い出です。とても冷え込んだ夜でした。
Webライティング能力検定がもたらした影響
受検からおよそ2週間後に1級の合格通知をいただきました。
限られた時間内での勉強で目標を達成し、安堵したのを覚えています。
Webライティング能力検定1級の資格は、私の仕事において、また人間関係において大きな変化をもたらしました。
仕事での変化
資格取得後、まず行ったのは仕事関係者へSNSでの合格報告です。
「1級合格」という言葉は、周囲の方々に驚きと励ましをもって迎えられました。
この資格を取得したことで、まず私自身への自信、自己肯定感が高まりました。
その時、このような決意を伝えました。
これからはホームページ作成・更新の「伴走者(伴奏者)」として、ホームページ・ソーシャルメディアを活用した集客や販売促進などのお手伝いができるよう精進してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。
また、資格を活かすために3つの決意も定めました。
- 商売やビジネスでWebを活用する方のために、ホームページやブログなど文章作成の支援や代行をする
- これまで力量不足と思って避けていた、リスティング広告やキャッチコピー作成など新しい分野への業務開拓
- 自己保有している他の資格(キャリア・コンサルタントなど)と連携して「その人に合ったWebライティング」の提案
10年経過して振り返ると、「Webライティングで飯を食う」レベルまでには至っていないものの、小規模事業者のホームページ作成やSNS活用の支援をする上で大きな武器となったことは間違いありません。
SEOを意識したホームページのタイトルや要約作りと、インスタグラムのハッシュタグ検索は「基本を押さえる」意味でもWebライティングの勉強をしたからこそできた支援かなと思っています。
アウトプットと人とのつながり
資格取得後の1年ほどはまだWebライティングを通した即効的な変化や成長もなく、さらに勉強したいという意識が高まってきました。
そこで、2016年に同じ日本WEBライティング協会が主催する「Webライティング学院®」の門をたたき、0期生としてさらに幅広い知識と人生の充実とを得る時間を過ごすこととなりました。
Webライティング学院では、全国から集まる学院生と共に学び、ホームページ、ブログ、SNS、メールといったWebで文章を書くすべての場面においての心得、場面に合わせたライティング、Webライティングを活かすための知識、法令遵守や炎上対策を中心に、スキルだけでなく、人生を常に楽しみ幸福感を高める人間力などを学びました。
東京で平日夜に行われるリアル授業を受けるために福岡から飛行機で日帰り往復したのは結構大変でしたが、受けて良かったと思っています。
このWebライティング学院0期のチャレンジを機に、沖縄でワークショップを開催したり、私が済む福岡で日本WEBライティング協会代表の芳川充氏をお招きしてWebライティングセミナーを開催したりしました。
Webライティングを通して自ら「仕掛ける側」に立つとは思ってもいませんでしたが、セミナーやワークショップを主催してさらに人とのつながりを広げることができたのは私の大きな財産です。
ワークショップ参加者の中には、この日をきっかけにしてホームページを作成・公開した方や、ブログやFacebookでの店舗情報発信のブラッシュアップをした方がいらっしゃいました。
感謝の気持ちと今後の展望
チャレンジする場を得られたことへの感謝
10年間を振り返ると、この資格との出会いが私にとってどれほど大きな支えとなっていたかを実感します。
Webライティング能力検定を通じて得た知識、技術、そして人とのつながりは、私の人生をより豊かにしてくれました。何より、行動の幅が広がりました。
「チャレンジする場を得られた」ことがこの10年間で最大の収穫だったと思います。
この資格に会えてよかったです。
ありがとうございます。
この場を借りて、日本WEBライティング協会の皆様、そしてこれまで支えてくださった全ての方々に心から感謝を申し上げます。
これからの目標
これからは、私が経験したようにWebライティングを通じて人生をより良い方向に導きたいと考えている方々の力になりたいと思っています。
特にデジタルスキルアップの観点から、仕事の中でWebライティングの不変の価値を伝える活動を続けていくことを目標としています。
生成AIに代表されるように、新しいこと流行のことが次々と学びの対象にされていきますので、Webライティング能力検定は長年の歴史と開催実績があるとは言え、陳腐な内容、古い知識だと思われる節もあるかもしれません。
しかし、長くこの資格を活かすこと、またこれからWebライティング能力検定の資格を取ろうとする人にとっては、不変であることが何より大切だと私は考えています。
不変の学びが、私が資格取得から10年後に気づいたWebライティングの真髄です。
世界を股にかけて活躍しようと考えたら、やはり言語としては英語が話せることが一番です。
しかし、日本語を母国語として生きてきたものとして、Webライティングを学んで役立つことや楽しいことを日本語で伝えられることが大切だと考えています。
今からウェブライティングを学んだとしても、決して遅くはありません。
私がチャレンジして得られたことがあったように、Webライティングを学ぶあなたのチャレンジで何か得られることがあるならば、そのお手伝いをすることが私の使命のひとつです。
おわりに
自らWebライティングを学ぶことでたくさんのことを得ることができました。
Webライティング能力検定をはじめ、これまで関わってきたすべての方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
Webライティング能力検定という一つの資格を通して10年という節目を迎えられたことに感謝しつつ、これからもチャレンジを続けていきたいと思います。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
これからWebライティングを始めたい方へ。
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デジタル時代を生き抜くために、また生き方や働き方そのものを支える必須の力です。
この機会に、ぜひ新たな一歩を踏み出しましょう!