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現場目線の事例から学ぶ「等身大のデジタル活用」

白いテーブルの上の白いセラミックマグカップの横でwindows11コンピューターを使用している人

2025年7月9日(水)
「福岡市デジタル化ステップアップPROGRAM」第2回セミナー
「デジタル化事例紹介」の
Zoomセミナーに参加しました。

SNSかWebの広告かで見て興味を持ち、受講しました。
今回は、業種や規模を問わず参考になるリアルな事例が紹介され、非常に学びの多い時間となりました。

目次

デジタル化事例紹介と気づき

セミナーの前半では、2名の経営者が実際に導入したデジタルツールについてお話を行いました。

久留米絣のベビー服・服飾雑貨の制作・通販事業(TAKUMI Collection様)

  • FLAM、MFクラウド会計、BASE、Instagramなどの活用
  • CRM(顧客管理)の重要性とHubSpot導入による情報の一元管理
  • 顧客への「次のお知らせ」や販促を“思いつき”から“計画的”に
  • 名刺交換→お礼メール→関係づくりの土台に
  • 「情報が頭の中だけにあるのはよくない」 という言葉が印象的

様々なデジタルツールを使ううちに事業に最も効くデジタル化が「顧客管理」であると行きついて、代表者・従業員ともにより働きやすい環境へ進めていかれる強い意志とプロセスを見ることができました。

電気工事会社の事例(EARTH ELECT様)

  • Googleフォームとタイムスタンプを使った勤怠管理
  • 社労士にそのまま提出可能なシンプルな仕組み
  • 電子契約書や議事録作成など、スマホ+生成AIボイスレコーダーの活用
  • デジタルリテラシーが高くない現場でも導入しやすい設計
  • バックオフィスのデジタル化が改善ポイント

企業に合ったシステム開発の難しさ(試行錯誤したが完成しなかったとか)を教えてもらいました。
また、デジタル化で最も解決すべき課題に「人」が関わる課題であること、従業員のデジタルリテラシーに合った改革をすることが大切だと感じました。

自分にとっての学びと今後のヒント

事例紹介を聞いて

お二人の事例を聞いて共通して感じたのは、いずれも「働く人」に寄り添ったデジタル化であったということです。
単に最新のツールを導入するのではなく、事業内容や規模、従業員数に関係なく、現場の実情や働く人の状況に合わせた工夫がなされているのが印象的でした。
「どんな人が・どう使うか」に重きを置いた取り組みだからこそ、無理なく定着し、効果を発揮しているのだと感じました。

初めて知った概念

PEST分析(政治・経済・社会・技術の外部環境分析)。
経営や販促の方針づくりにおいて、自社が置かれた環境を客観的に捉える視点が必要だと感じました。

デジタル化チェックリスト

セミナー内で受けた「デジタル化診断」では、私の事業は 「デジタル導入企業」レベル(54%) と判定されました。
それぞれのカテゴリにおける「強み・弱み」が明確になり、今後取り組むべきポイントを見える化できたことが大きな成果です。

診断結果:デジタル導入企業
診断結果:デジタル導入企業

私の場合は個人事業で、従業員のデジタルスキルを意識したことがなかったため、このカテゴリのポイントは低くなったようです。
また、データ収集・分析・活用度合いのカテゴリは私自身も取り組み度合いがイマイチであると自覚しており、その通りの結果が出ました。

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デジタル化進捗診断 Created with v0

受講した気づきと感想

当初は事例発表のみと思っていましたが、質疑応答や意見交換の時間も含む濃密な2時間でした。
正直やや長く感じた部分もありましたが、参加者のリアルな課題や悩みが共有されることで、より身近な学びにつながりました。

おふたりの事例発表のあと、「取り入れられそうなヒント」「具体的に進める上でもっと知りたいと感じたこと」のテーマでフィードバックを求められ、後半の時間では参加者どうしでシェアする場面もあって緊張しました。
それでも口に出してアウトプットするのはとても良く、私自身の気づきから課題を出すことにも結び付きました。

また、セミナー後には、自分でさらに調べて理解を深めたいと感じるキーワード(例:HubSpot、PEST分析、FLAMなど)も多数ありました。
これは、今後の情報収集の方向性がクリアになった証拠だと思います。

次のアクション

セミナーの締めでは、「次のアクションは何ですか?」という問いかけがありました。
それに対する私の回答は次の3点です。

  • 自分の業務におけるデータ収集・分析・活用をデジタル化の面で見直す
  • 既存顧客との関係性を強化するCRMツールの比較検討
  • PEST分析を取り入れ、今後の事業展開を“環境視点”で再評価する

伝統工芸も、電気工事も、どの業種も「できるところから、無理なく」。
このセミナーは、「完璧なDX」ではなく、「自分たちに合った一歩」を見つけるヒントが詰まっていました。
私自身の事業にも、お客さまとなるシニア経営者や小規模事業者に対しても、今後の取り組みにしっかり活かしていきます。

知っておきたい情報

今回は「3つのデジタルセミナー」の第2回でした。
3回目は2025年9月25日に開催されるとのことです。

デジタル化推進診断

この日のセミナーで紹介されました。

「企業向け デジタル化進捗診断」と「個人向け デジタルスキル診断」との2種類があります。
診断後のサポートもあります。

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デジタル化進捗診断 Created with v0

デジタル化は、一人では大変だからこそ、サポートが必要です。
この学びを活かして、これからもシニア経営者・個人事業主のあなたの「やってみたい」を形にするお手伝いをしていきます。

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