コラム

平成から令和へ、一つだけ持っていきたい想い

平成から令和へと元号が変わるにあたり、一つだけ持っていきたい想いとは。

 

ご機嫌いかがでしょうか。
とものすけです。

まずは平成25年(2013年)4月30日、
ちょうど6年前の写真を。

下増田神社20130430

3日間東北を旅してきた最終日、
飛行機に乗る前仙台空港の近くを歩いていて撮った写真です。
遠くに神社の本殿が見え、手前から参道が通っているのがわかるでしょうか。

当時Facebookに綴った内容をそのまま掲載します。

3日間の仙台と南東北プチ探索。
福岡へ帰る前にどうしても、行ってみたくて。
荷物を抱えたまま、仙台空港から海の方向に足を運びました。

名取市の下増田、北釜という集会所があった付近一帯のようです。
大半が整地されていない中で片側一車線の道が通り、そこをダンプカーが次々と行き交います。
工事関係者以外は誰ともすれ違うことのない、人の喧騒をまったく感じない一帯。

しばらく歩くと、ぽつんと取り残された神社が。
下増田神社というそうで、津波の被害を受けたものの、本殿は残ったとのこと。
柏手を打ち、しばし静かな周囲を見渡してみました。

神社からもう少し先に、一軒だけ残った民家が。
遠くから見ただけですが、こちらも津波を受けながらも流されずに残ったのでしょうか。
白っぽい外回りが土だらけの風景には孤立感を際立たせていました。

空港へ戻る道中、橋のたもとに残っていた建物と護岸を改めて眺めて見ました。
建物は東北大学艇庫合宿所と地図にありましたね。
飯塚大橋という橋も応急措置を施したのみで、爪痕をはっきりとこの目にすることができました。

春の訪れとともに楽しめる彩り、人がそこにいることで感じられる彩りが失われ、土の色と緑の色、そして空と雲の色ばかりが広がる平面的な場所。
これから様々な色が加わっていくのか、それともひっそりと時が過ぎていくのか。
自分が直接その場で見届けはできませんが、心やすらぐまま、この場所にも「復興」と呼ばれる彩りが少しずつ加わっていくこと、この場所をふるさととする人たちに穏やかな日々が訪れることを陰ながら祈っています。

平成23年(2011年)3月11日に東日本大震災が発生。
地震と津波で多くの人が犠牲となりました。
2年経った平成25年(2013年)4月に初めて東北を訪れたのですが、
所々に地震や津波の爪痕を目にしました。

 

名取市の風景20130430

 

偶然にもあれから6年後の4月30日が平成と名乗る最後の日となりました。

当時書き残していた想いは今でも私の生きる道を支える一つとなっています。
全文引用します。

自然の爪痕が残る土地を歩いて、自分はやっぱり全力で今を生きていくことを忘れてはいけないと思った。

都市計画や街並みの再編は港町と住宅地とではまるでやり方が違う。これは大変な問題だと感じた。
アイディアも要望も出せる限り惜しみなく出さなくてはいけない。
例えば安全に暮らすならば住居は高台に、または内陸寄りに。だが海岸線のすぐそばで日々の営みのすべてをまかなっていた人たちにただ住処を与えるだけでは済まない。
大きなくくりで30年ぐらいの長い年月が必要。でも待ってはいられないから、今を大切にして創り出せるものを創る。

震災直後の被災地の様子が印象に残っているからか、「生きる」ことの方ばかりに気を取られていて「活きる」ことを求める被災者の思いを受け取ってあげていなかったように思う。
救援物資についても、なにかしら「活きる→活力」に結びつく存在として必要であり、必要とする人たちの思いや尊厳を大切にしながら必要な物事を手渡しできるよう意識しておく。

一人ひとりが活きるために全力でいられるよう
私はできることでサポートしていく。

あの時に目で見たこと、肌で感じた想いをそのまま令和になっても持ち続け、
人を支援するときの支えにしてまいります。

 

あなたの「平成」や「令和」への想いもぜひ教えてください。
それでは、次は令和にて。

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