第2回 まず己を知る – 急がば回れの【スマホ対応】シリーズ

急がば回れのスマホ対応

IT(情報技術)とは、専門分野を極めた「技術者」でない限り
扱う者たちはいわゆる「情報屋」に過ぎません。
現代は情報に付加価値がつくことで大きな実を得る時代。
情報の「付加価値創造課」として、語ってまいります。

目次

ホームページのスマホ対応・第2回

前回、Google検索順位の反映に「スマホ対応」の要素を4月21日より
導入するとのニュースを取り上げました。
反応はさまざまでしたが、さすが「モバイルフレンドリー」をご存知の方も
いらっしゃいましたね。

今回は店舗・会社のホームページをお持ちの方には
一度試してほしい「調べ物」をご紹介し、前回の宿題の続きに言及します。

Googleさんは「理由を公開」している

ホームページの技術的なお話はよくわからない、はい私もそうです。
ホームページを作る手助けをしている私ですら、です。

でも、ちょっと待った。
技術、テクニックに走る前に「なぜ必要なのか」を
Googleさんはきちんと説明しています。

ウェブサイトをモバイル フレンドリーにする理由
(ウェブマスター向けモバイルガイド)
https://developers.google.com/webmasters/mobile-sites/get-started/why?hl=ja

上記のページをお読みになると画像でわかるのではないでしょうか。
訪問者(お客様)が見てわかりやすいか、操作しやすいか。
モバイルフレンドリーとは「モバイルユーザーフレンドリー」である、
スマートフォンを使って訪問された方にわかりやすく見せる必要がある、と。

では、何をわかりやすく見せたらよいのでしょうか?

見えている振りをしないために調べる

Googleさんは「こうしなさい」と言う(脅す?)だけでなく、
「自分でチェックしてから取り組みましょう」と言ってくれているのをご存知ですか?
あなたのホームページが訪問者にわかりやすい見せ方なのかどうか?

モバイル フレンドリー テスト
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/

あなたのお店・会社のホームページアドレスを入力または貼り付けして
「分析」ボタンを押してみましょう。

結果が表示されたら、まず目につくところがあるはずです。
そう、スマートフォンで見た時の表示見本(プレビュー)です。

プレビューに映る表示はどうですか?

□ホームページのタイトル(会社名・サービス名など)
□一言でわかる説明またはそれに代わる画像
□連絡先またはお問い合わせ可能なことがわかる表示

これら3つの表示は見えましたか?

ここで前回の「宿題の答え合わせ」を

先ほどの「プレビューに映る3つの表示ポイント」は、
前回申し上げた「ITの知識に関係なく、気付くポイント」です。

モノを買う、申し込みをする、見積もりを依頼する、など、
訪問者(お客様)が迷わず目的を達成できるように見せる。
この意識はITの知識は無くても持てるものですよね。

モバイルフレンドリーテストで調べてみた方はいかがでしたか?

■注文や予約は電話対応の方が早いのに電話番号がわからない
■来店を促す目的なのに目立つ語句がキーワードだらけ

こんなホームページになっていませんでしたか?

今回のまとめ

□スマートフォンから訪れた時のホームページの見え方を知り
□最初に表示される部分での的確な案内ができているかを見て
□スマホ対応の検討またはブラッシュアップを図る

Googleさんが教えてくれていることは「自動販売機」の設置ではなく、
「気軽にコミュニケーションが取れる場の提供」ということが
おわかりいただけるのではないかと思います。

自動化して漫然とわかりやすく見せているつもりのホームページに
ならないよう、スマホ対応の前にチェックしておきましょうね。

このシリーズ、第3回を予定しています。
スマートフォンから見るのはホームページだけではありません。
あなたが使っているあんなモノやこんなモノでもスマホ対応は可能!
なんてことを伝えていこうかと思っています。


「とものすけ通信Radio」第2号(2015.3.18)より転載

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