日本WEBライティング協会からのメールマガジンで
「Webライティング診断」が紹介されていました。
何となく面白そうだったので、記念すべき第1回を受けてみることに。
4月29日という、ゴールデンウィーク開幕日の夜にわざわざ受検することも特別かなと思いまして。
Webライティング能力検定1級を取得している私とものすけ、
資格取得者なりの視点を入れつつ、Webライティング診断を受けた感想を書いていきます。
「Webライティング診断」とは?
申し込み後に改めてWebライティング診断のホームページを確認しました。
あなたのWebライティング力を診断します!
自宅(好きな場所)受検できます!
あなたの適性とお勧め進路が分かる!!
力試しにも最適!!Webライティング診断ホームページより
インターネットを使って文章を書くときの実力を知りたい人や、
これからネット物書きとして仕事をしていきたい人向けに
WebでWebライティングの問題を解くということですね。
また、注意書きの一文も受検意欲を掻き立てました。
*「Webライティング能力検定」より難易度の高い問題ですので、検定を受けられた方又は受けられる方にもお勧めです。
Webライティング診断ホームページより
問題の難しさは
Webライティング能力検定 > Webライティング診断
そう言われたら、より一層挑戦し甲斐があるってものです。
ホームページに記載の通り、まさしく力試しにちょうどよいですね。
受けるメリット
- 診断書を発行します
- あなたの現在のWebライティング能力が課目ごとに一目で分かります。
- それに基づき今後の指針をアドバイスします。
- あなたの適正進路を提示します(webライティング10の仕事の中から)
「受検後の特典」より
これは受検後の診断で後述します。
注意しておく点
「Webライティング能力検定」のように資格を得られるものではありません。
何度でも受検することができます。問題の内容も「Webライティング能力検定」とは基本的に違うものです。
「注意」より
採点による点数化はあるものの、高得点を取ったところで「診断」なので資格認定ではないとのこと。
検定試験ではありませんが、以下(個人的に)説明しやすいよう「受検」と表記します。
受検当日~受検後の流れ
Webライティング診断当日から受検後までの流れです。
- 受検当日5時間前にメール受け取り
- 受検開始時刻にメール受け取り
- 診断受検ページへアクセスして回答
- 締切時刻までに送信
- 終了メール受け取り
- 診断結果メール受け取り
申し込み完了メールはもちろんのこと、最後の診断結果メールに至るまで、
Webライティング診断を受けるためにはメールアドレスが必須です。
これはWeb受検という観点からも当然のことですね。
受検の感想
さて、本番です。
私が診断を受けたときは18時スタートでした。
本当に18時ちょうどにメールが届き、診断用ページへアクセスして受検開始。
診断の時間は90+2分(氏名入力などの時間含む)。
19時32分までにすべての問題を解いて送信させる必要がありました。
送信が完了すると、解答の控えがメールで届きます。
これで無事受検できたと安心できますね。
選択問題
問題は「国語」「コピーライティング」「SEO」「炎上対策」など5つの課目(4択式)と、
「ブログ記事作成」(記述式)で構成されていました。
…事前チェックに使った「2ランクUP問題集」とは違い、実際の問題は4択だったのですね。
これはWebライティング能力検定の解き方と同様。
印刷された問題を読んで答えるときとは違い、画面で見て1つクリックして答える方式だと、
解答スピードが圧倒的に速いですね。
4択の課目は12問ずつでしたが、課目によっては5分足らずで解答して次の課目へと進みました。
私はWebライティング能力検定資格取得者のため、設問パターンが見慣れていることもあり、
問題が簡単だとか難しいだとかは意識して解くことはありませんでした。
強いて言えば、
高評価(高得点ではない)が欲しいのであれば、
模擬問題付きテキスト購入込みで申し込みをするとよいかと思います。
ですが、力試しの気持ちで臨むのであれば「これ!」と思った選択肢をポチッとするような軽さで。
また、すべて解答してから送信するようにと指示されていますので、
4択問題は一般常識(と考えられる文言)を頭に浮かべながら何か一つ選ぶようにするとよいのでは?
ブログ記事作成
4択の問題への解答は予想以上にすいすいと進んだため、
制限時間を半分以上残して「ブログ記事作成」(記述式)までたどり着きました。
問題は「一つのテーマに従ってブログで読んでもらう文章を作成する」ものでした。
テーマに上がったのは日本に住む人の大半が知っていると思われるアイドルグループ!
「Webライティング」なる分野の裾野や奥深さを考えると、
テーマ選定もブログ読者を意識した文章作成をさせるのも妥当な印象でした。
とはいえ私は、与えられたお題でブログ記事を書くのが得意ではないため大苦戦。
カンニングというか、調べるのはOKだったので、
自分の意見の裏付けになりそうなデータを検索した上で文章を作成しました。
文字数は忘れましたが、必要な文字数の下限があります。
私は600文字ぐらい書きました。
すべて解き終えたら最終確認画面で一通り確認後、送信。
締め切りギリギリで受検終了しました。
診断結果
受検から約10日後、メールで診断結果が送られてきました。
(PDF・A4用紙1枚分の添付ファイルとして受信)
診断の内容は、6つの力のレーダーチャートと解説とが表示されていました。
6つの力は下記の通りです。
- 国語知識力
- コピーライティング力
- プロテクション力
- 論文力
- SEO力
- メールライティング力
あなたはこの分野の仕事・職業が向いている、という、
就活生が受けるような見た目「適職診断」のようなイメージでしたね。
課目成績と総合成績の点数(平均点付き)もわかります。
私は約8割の得点(平均よりは高かった)でしたが、もう少し点を取りたかったかな。力不足。
また、Webライティングの適性な仕事も丁寧にアドバイスしてくれていました。
私の場合、「風評被害対策、Webリスク管理専門家」「ビジネスメール講師」など
6種類記載されていました。
ただし、適職診断の場合はわかりやすく、決まった職業を提示してくれますが、
あくまでも適性ですから「こんなWebライティングの職業や仕事を創造できるよ」
というヒントを与えてくれる指標となっています。
どうするかはアナタ次第、という解釈で。
気になったこと
受検しておや?と思ったことを3点。
Web受検なので環境依存がありうる
私はWindows10+Google Chrome最新バージョンで受検しました。
アクセストラブルは無く、かつ快適に画面遷移させて受けることができました。
普段からWindowsの設定で文字サイズやアイコンサイズを拡大して表示させているため、
そのままだと1~2問、設問の文章が右端で見切れるところがありました。
[Ctrl]+[-]キーでブラウザの表示を縮小させて全文読めるよう対応しました。
完全にパソコン受検を想定した仕組みになっていましたが、
ちょっとしたパソコンのカスタマイズで画面が扱いづらい状況になった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
文字入力に慣れていない方、パソコン自体を使い慣れていない方は受検しづらいでしょうね。
機器操作慣れと並行してWebライティング能力検定の方を勉強し、筆記で受検する方がよいかと思います。
また、画面構成的にはタブレットでも受検できそうでしたね。
(ただしワイヤレスキーボードなど文字入力がスムーズにできる環境は必要)
タブレットが対象機器に当てはまるか、チェックしてもらえるとありがたいです。
診断というよりも試験の感覚
スマートフォンで診断アプリがいつまでたっても花盛りであるように、
診断というと手軽さ、気軽さがメリットだと思うのですが、
「Webライティング診断」の設問はWeb受検らしからぬ結構硬派な検定という印象を受けました。
仕事に活かしたいとか知識習得したいという明確な目的とモチベーションのためならば、
Webライティング能力検定を受けるほうがよいかと思います。
認定されれば履歴書にも書ける資格なので。
また、Webライティング能力検定資格には2年の資格期限があるため、
「この検定を受けることで資格更新基準を満たす」という条件付けをしたら
よいのではと思いました。
ブログ記事作成の文章クオリティの基準は?
ブログ記事作成の設問はテーマと文字数制限と、条件が2つだけであるため、
いきなり書けと言われて困ってしまいました。
普段書いている文章の書き方の通りでよかったと思うのですが、
いざ書くテーマを課題として与えられると、本当に困ってしまいますね(繰り返し)。
書いた内容が一定の基準で点数化されるのであれば事前説明をしてもらいたいし、
文章の書き方によってWebライティングの適性を探る指針にするのであれば
そう事前説明をしてもらいたいかな。そう思いました。
「Webライティング診断」感想まとめ
- Webライティングに関する広範囲な知識習熟度をチェックできる
- 自由な発想力やライティング力を試して頭を柔らかくできる
- 診断結果をもとに自分に合ったWebライティング適性を教えてもらえる
このような記事で、Webライティング診断をイメージすることができましたか?
興味のある方やこれから申し込もうとしている方の参考になれば幸いです。
最新の実施情報はWebライティング診断公式サイトをご覧ください。
第2回は2017年6月15日(木)14:00~15:32
第3回は2017年6月15日(木)21:00~22:32
間髪を入れず開催されます。
昼間か夜か、都合の良い時間帯で力試しをしてみるのはいかがでしょうか。