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今までで一番驚いたホームページ制作費用の話(そのあとに何が残ったか)

目次

一番驚いたのは、金額そのものではありませんでした

長年ホームページ制作の仕事をしていると、
よそで作られたホームページの費用の話を聞く機会があります。

数百万円かけた!という話から、
無料で作ったことを自慢していた人まで様々です。

その中で、今までで一番驚いた話をひとつ。

驚いたのは、金額の大きさではありませんでした。
5年かけて支払い終えたあとに、
その方の手元に何も残っていなかったことに驚きました。

Gemini_Generated_Image_店内でパソコンの画面を見ながら話し合っている2人の男性
写真はイメージです

契約の途中で、ご相談をいただきました

とある商店主の方から最初にお話をうかがったのは、
まだホームページが公開されていて、
契約が続いている時期でした。

どういう経緯で契約に至ったのかを、
店主は順を追って丁寧に話してくださいました。

いわゆる「ホームページのリース契約」でした。
5年で数百万円の契約。
月々の支払いを何年も続けていく形です。

正直に申し上げると、
そのときの私には驚きがありませんでした。

というのも、同じような契約の話を当時何度か聞いていたからです。
珍しい話ではないのだな、という実感をより強くしました。

5年のあいだ、店主が抱えていたもの

お話をうかがいながら、
私は店主の中に「3つのもの」があるように感じていました。

ひとつは、払い続けなければならないという負担。
使っていても使っていなくても、支払いは毎月やってきます。

ふたつめは、情報が古いままだという後ろめたさ。
ホームページには、すでに実態と違う内容が一部そのまま残っていました。

みっつめは、自分では手を出せないという困惑。
直したくても、直す手立てがないのです。

実はこのお店では、
簡単に更新できるホームページも運営されていて、
ご自身でこまめに手を入れておられました。
そちらの更新のしかたは、私が教えてお手伝いしました。

つまり、やる気がなかったわけでも、
できない方だったわけでもありません。
触れる場所と、触れない場所があった、
それだけのことです。

そして、記憶があいまいで恐縮ですが、
5年のうちの4年目に入るころには、
契約の相手先と連絡が取れなくなっていたそうです。

5年間支払い続けた結果、ホームページが消えました

5年の契約期間が満了しました。
ほどなくして、
独自ドメイン(ホームページの住所にあたるもの)の有効期限が切れ、
リース契約で作られた方のホームページは
きれいさっぱり表示されなくなりました。

住所が失われれば、そこにあった建物も見えなくなります。
5年分を支払い終えたあとに残ったのは「エラー画面」でした。

失ってからしばらく経ったタイミングで、
店主が私のもとへ再度相談してくださいました。

ここから、作り直しました

まず確認したのは、
失効した独自ドメインをもう一度取得できるかどうかでした。

幸い取得することができました。
以前と同じ住所を取り戻せたことになります。

その上で、あらためてホームページを作りました。
今度は、ご自身でいつでも更新できる形で。

これが、この件でいちばん大きな変化だと思っています。

5年間ずっと、
自分では触れないホームページにお金を払い続けていた方が、
自分の手で直せるホームページを手に入れた。

金額の話ではなく、
そこがこの話のいちばんの山場です。

この経験から、私がお伝えしたいこと

ホームページの費用を検討されるとき、
金額が高いか安いかは、どうしても最初に目がいきます。

ただ、その前に確かめておいた方がいいことが3つあります。
これは契約の形に関係なく、どこに頼む場合でも同じです。

1.独自ドメインは、誰の名義で契約されますか

ホームページの住所にあたる部分です。
ここが制作会社の名義になっていると、
その会社から離れることが難しくなります。
できるだけご自身(またはご自身の事業)の名義にして、
管理できるようにしておくことをおすすめします。

2.契約が終わったあと、手元に何が残りますか

作った文章や写真、ホームページのデータは、
契約終了後に自分のものとして残るのか。
それとも、使えなくなるのか。
ここは契約前に、はっきり聞いておいてよい部分です。

3.途中でやめることはできますか

途中解約ができるのか、
できないとしたら、どういう扱いになるのか。
当然ながら、契約内容に従う形にはなりますが、
安い金額にならないことが多いので、把握しておく必要があります。

なお、事業者どうしの契約には、
消費者向けのクーリング・オフの制度が使えない場合があります。
この点は、消費生活センターなどでも注意が呼びかけられています。

この3つは、
見積書の金額の欄には書かれていないことが多いものです。

終わったあとに、何が残るか

誤解のないように申し添えますと、
分割で支払う形そのものが悪いとは思っていません。
資金の都合でそうしたい方がいるのは当然のことです。

大事なのは、
ホームページ制作費用の支払いが終わったときに、
ホームページが自分のものとして手元にあるかどうか
そして、自分で手を入れられる状態になっているかどうかです。

私がホームページを作るとき、
「ご自身で更新できる土台にしておく」ことを外さないのは、
小さなお店や会社・個人事業主が困っている姿を
何度も見てきたからです。

もともとパソコンやスマートフォンの使い方をお教えする仕事もしていますので、
「作って納めて終わり」ではなく、
完成した後、ご自身が触れるかどうかまでが
私にとっては一本筋の通った仕事です。


よかウェブ九州がホームページを作るときに、
変わらず大切にしている考え方は、こちらのページにまとめています。

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