今回は、長い間続けている仕事から感じたお話を。

ホームページ作成にまつわる意外な数字
以前から変わらず、中小企業や個人事業主を中心に
ホームページ作成の相談を多く受けています。
相談を受ける立場で思うことですが、
ホームページ相談の後、
実際にホームページを完成させるところまで進むのは、
私の体感で5%くらいです。
20人に1人、ということになります。
数字にすると、ずいぶん少なく見えますね。
ただ、
残りの95%が「失敗」だったかというと、
そうではありません。
話を聞いていくうちに、
「今はホームページを作らない」
という結論に行き着くことが多々あります。
今はそこにお金をかける時期ではない。
手を動かす時間が取れない。
目の前の仕事が立て込んでいる。
お客さまとのやり取りはSNSで足りている。
理由はさまざまです。
いずれも、ちゃんとした判断です。
失敗ではない判断
「今はホームページを作らない」と決めた人は、
相談した結果、ひとつの迷いから解放されています。
その結論が出た時点で、
ホームページ作成相談としては役目を果たしているのです。
作ることが目的ではなく、
迷いから解放されることが目的になります。
「やった方がいいのかもしれない」と
抱えたまま何年も過ごすのが、
いちばん消耗しますよね。
一方で、気になってしまうのは、
作ろうとしたのに、
途中で止まってしまった人。
- 作成サービスを使い始めたけれど、途中で手が止まった
- 何を載せたらいいのかわからないまま、月日が過ぎた
- 詳しい人に手伝ってもらっても、思い通りに進まなかった
私が受けるホームページ作成相談の中では、
止まる場所もある程度決まってきます。
- デザインを選ぶ画面で、候補が多すぎて決められなくなる
- 文章を入れる欄が空のままになり、そこで数日が空く
- 一度離れると戻れなくなって、「あとでやろう」が無限に延びていく
私の場合、ホームページ作成相談の中でも
技術面のサポートやアドバイスの話をすることが多いのですが、
技術がわからなかったから止まったように見えて、
実はそうではないと思うのです。
根っこはひとつで、
自分の仕事を説明する言葉が、まだ手元にない
ということです。
何を載せたらいいかわからないのは、
ホームページの知識が足りないからではありません。
自分が何をしている人なのか、
誰にどう役立っているのか。
それを言葉にする作業が、
まだ済んでいないからです。
だから誰かに頼もうにも渡す材料がなく、
詳しい人が横についてくれても、
行き先が決まっていないので進みようがない。
腕のいい人に頼めばすべて解決する、
という話ではない。
近年、特に実感するようになりました。

止まったままの人へ
「途中で止まってしまった人」の隣で
一緒に言葉を探すことが、
私サガノトモの役割だと思っています。
何を載せたらいいのかわからない…
費用はどのくらいかかるの?
作るかどうか、よりもまだ手前の段階…
そのような方に向けた、
ホームページ相談を承ります。
「作るかどうか」より手前の段階で構いません。
何を載せたらいいのかわからない、というところから
一緒に言葉にしていくのが、私の役目です。
聞いたうえで「今は作らない」という結論になっても、
全然問題ありません。
むしろ、その方が多いくらいですから。

