福岡商工会議所ビルで開催された「統一QRコード(JPQR)」の説明会へ行ってきました。
店舗導入も急速に増えているQRコードを使った支払いは決済事業者が乱立しているのが実情。
そこで総務省は統一QRコードを店舗ごとに発行して複数のキャッシュレス決済に対応できるようにして、消費者の利便性向上と店舗側の機会損失を無くす方向へ進めているわけです。
10月に迫った消費増税のポイント還元事業との絡みもあり、かなり駆け足で普及に取り組んでいるようですが小さなお店は対応できているのでしょうか。
そんな小さなお店とのお付き合いがあるため、商工会議所の職員さんのすすめもあって話を聞いてきました。
申請用紙もいただいたので、そのまま申し込みしてもらえてありがたい。
今日お話を聞いてのポイント
- 法人・個人事業者問わず申請は可能
- 2020年1月末まで決済手数料は1.8%以内
- 最大7社(この事業自体には8社参加)のQRコード決済に対応可
(ただしPayPayと楽天Payは不参加) - 売上確認と訂正・取消業務にPC、タブレット、スマホのいずれかが必要だが、インターネット環境未整備の場合はネット回線契約+スマホレンタルの支援あり
はっきり言うと「PayPayだけ先行導入した」というお店はこの普及事業に乗って体制を整えておくのがよいかと思います。
岩手、長野、和歌山、福岡の4県が先行して実証実験を行っているので、福岡県内の事業所さんはお近くの場所で普及事業説明会に参加するのが吉ですね。
まあこれは売り手にしろ消費者にしろ、10月の消費増税と軽減税率導入による消費減ショックへの緩衝材的役割になるかどうかやってみないと分からないことではありますが。
準備と心構えとを早めに整えておく必要がありますね。
補足
JPQRって何?という小さなお店の方へ
9つの『Pay』が使える「JPQR」8月開始。一気に広げる実証実験も4県で展開
記事中PayPayも決済事業者として紹介されていますが、購入客側でQRコードを読み取って支払う方法で既に普及しているサービスであり、現状統一QRコードへ置き換えずPayPayだけ独立して読み取ってもらうことになりそうです。
福岡県内のJPQR事業普及説明会について
下記のホームページで日程と概要を見ることができます。
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/jpqr.html
8月上旬まで開催していますので、最寄りの会場でぜひ聞きに行ってください。
最近はもっぱらスマホ決済やらキャッシュレスやらの話題になっています。
率直に申し上げて、これらはITと言って特別視するほどのことではありません。
生活の一部、普通にできることの一つにいずれなっていく仕組みだと思っています。
福岡市内の小さなお店で消費増税対策がまだこれからという方や、
お客さまへの利便性を高めることをしたいと思っている方は、
ぜひ一度ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた。