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DOCOREふくおか商工会ショップに学ぶ「ここにしかない一品」を広げるために──福岡ギフト・ショーで考えた私の役割

マリンメッセ福岡B館

2025年6月25日(水)、マリンメッセ福岡B館で開催された「福岡ギフト・ショー2025」。
実に6年ぶりの開催とのことで、私自身も2018年以来、7年ぶりの参加となりました。
(展示会は6月26日(木)まで開催)

今回は展示会内のセミナー「福岡の隠れたいいもの」を発見 福岡県産のこだわり商品と消費者、バイヤーをつなぐDOCORE(どぉこれ)のご紹介に参加しました。

ギフトショー案内状

会場では福岡県商工会連合会による出展があり、その中でも特に注目を集めていたのが、育成ショップ DOCORE(どぉこれ)ふくおか商工会ショップ の取り組みです。
実店舗は、JR博多駅直結の博多マルイ2階にあります。

DOCORE どおこれ ふくおか商工会シ...
DOCORE どおこれ ふくおか商工会ショップ DOCORE(どおこれ)は、福岡県商工会連合会が運営するアンテナショップです。地元で人気の商品、生まれたての商品など、他では見つけることができない福岡県内の隠れたいい...
目次

福岡の“まだ知られていないいいもの”を届ける育成・伴走型プロジェクト

セミナーで紹介されたDOCOREの取り組みは、単なるアンテナショップという枠を超え、福岡の地域産業と未来をつなぐ仕組みとして、大きな可能性を感じるものでした。

DOCOREが取り扱うのは、福岡県内の事業者から集められたこだわりの商品です。
地元の素材や技術にこだわってつくられた商品を、見た目の印象(パッケージやサイズ)にもこだわりながら提供しています。

特に印象的だったのは、「どこにでもあるお土産」ではなく「ここにしかない一品」を届けようとする姿勢です。
さばの加工品、コーヒー饅頭、博多織や久留米絣の雑貨など、一つひとつの商品に物語と工夫が詰まっており、手に取りやすい道筋を作っていると感じられます。

また、DOCOREは販売の場を提供するだけにとどまりません。
出品者には、消費者のリアルな声をもとにした商品ブラッシュアップの機会や、販路拡大支援、プロモーション、テストマーケティングなど、継続的なサポートが用意されているそうです。
さらに、BtoB向けには「DOCORE-logi」というビジネスマッチングサイトも運営しており、バイヤーとの直接交渉や商品登録による販路拡大も可能です。

このような育成型の取り組みは、地域に根ざした中小事業者にとってまさに追い風。
情報発信や販路開拓のハードルが高いと感じていた事業者にとって、DOCOREは信頼できる伴走者になり得る存在だと感じました。

福岡県の魅力ある商品が、DOCOREを通じて自走しながら販路を広げていく姿には、希望があります。
地域活性化型のBtoBプラットフォームとして、DOCOREはまだまだ価値を高めていける、そんな可能性を強く感じたセミナーでした。

よかウェブ九州の立場としてできること

私サガノトモは「よかウェブ九州」で、ITやデジタルに不安を抱えるシニア経営者や小規模事業者のデジタル活用支援を行っています。
今回のセミナーで感じたのは、DOCOREのような販路支援の場があるにもかかわらず、「知らない」「手続きが難しそう」で一歩を踏み出せない事業者が多いという現実です。

だからこそ、私のような立場の者が橋渡し役としてお手伝いできることがあると感じました。

  • 商品開発や見せ方(写真・コピー)を、プロ目線で一緒にブラッシュアップ
  • DOCORE出品のための情報整理や書類準備をサポート
  • DOCORE-logiなどBtoBの仕組みをわかりやすく案内・活用支援

すべてをワンストップでサポートしていくよりは、既に出品している事業者さんとのつながりを大切にして新たな仲間とつなぐ。
また、福岡商工会議所でIT相談窓口を10年以上受託している実績を通して、福岡県商工会連合会の担当者との橋渡し役になる。
これらを通して、「地域で頑張っている小さな商い」を、より多くの人の目に届けるお手伝いができると確信しています。

私も、この流れをしっかり受け止め、地域事業者の背中をそっと押せる存在でありたい。そんな思いを新たにしました。

ベイサイドプレイス

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