一緒に手を動かして片づける
私がお受けしている仕事では、
デジタル相談に答えたり、
パソコンの使い方を教えたりといった、
質問と回答の往復を繰り返して、
問題解決や目標達成の
お手伝いをすることが多いです。
キャッチボールのようなやり取りの末に、
相談者やお客さまに
次の一歩を促す役割と言えます。
しかし、
アドバイスを受けて即実行!
やり方を習って即実践!
というわけには、そう簡単にいきません。
商品説明が、ずっと変えられない…
実例をひとつ申し上げます。
オリジナル商品をネット販売している事業者さん。
独自商品であるならば、
店舗コンセプトや商品説明は命の源です。
ネット販売を始めるまでに
様々な起業塾や勉強会、
さらに専門家支援などを経て、
ホームページとネットショップ、
楽天出店にAmazon出品と、
上々のWeb公開スタートを切りました。
売上は年ごとに波があると聞きましたが、
リピーターが多いことが何よりの強みとして
販売を続けていらっしゃいます。
元々ご家族中心で運営されていたのですが、
あるとき、店舗運営に関して、
デジタルが苦手という方が引き継ぐことになりました。
日々の注文対応やリアルの商品管理は
問題なくできるのですが、
ネット側の在庫数調整や廃盤商品の削除といった
ネットショップの更新に
手をつけられないままになりました。
相談を受けてお伺いした際に、
当初私はショップ管理画面の操作説明を、と
考えてお会いしたのですが、
そう簡単にはいきませんでした。

まず、一緒に画面を眺めるところから
出発点は、操作の説明ではありませんでした。
ネットショップのページや商品ページを
お客さまが検索してたどり着く順に、
私も一緒になって読み込むところから始めました。
売る側ではなく、
お客さまの立場に立って見てみる。
パソコンに不慣れな方の場合、
お話でうかがう困りごとと、
実際に手を動かしていただく過程とで、
つまずいている場所に違いが出ることがあります。
ほつれた糸を紐解くような形で、
時間を要しました。
やるべきことを3つに絞る
商品を売る方としての熱意は、
しっかり受け取りました。
そのうえで、
いま解決すべきことを3つに絞り込みました。
- 商品情報が古いままになっている
- 在庫切れでカートに入らない商品がある
- 仕様変更にともなう商品画像の入れ替えが必要
ここまで絞り込むための話し合いは、
時間をかけてしっかりやったと思います。
自分でやること、任せること
結論は、
相談者のご意思に沿う形になりました。
ご自身でやるのは、在庫管理。
商品を切らさないように売ること。
受注から発送までの一連の流れは
すでにできていらっしゃいましたが、
自信がないとおっしゃっていたので、
そこは繰り返しレクチャーを重ねました。
一方、私にお任せいただくところは、
はっきり切り分けました。
- 商品情報の変更
- 商品画像の追加や編集
- 廃盤商品の削除
一度決めたら当分は変えなくてよいところは、
安心して任せてもらう。
こうして、パソコンが苦手でも、
ネットショップ運営を一歩前に進めることができました。
これは2022年から2023年頃のお話です。
以降も、復習や現状のヒアリングで
定期的にうかがっています。
紐解く時間を、惜しまずに使いたい
この事例で私が大切だと感じたのは、3つです。
ほつれた糸を紐解く時間。
話を聞いてもらえるという安心。
納得してお任せいただける環境。
例えば、1回2~3時間であれば、
その半分が話し合いの時間になることも少なくありません。
その時間を惜しまず、
時計を気にせず一緒に考えられる。
そういう相手でありたいと思っています。
当所の「デジタル顧問」は、
まさにそのための仕組みです。

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