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東日本大震災から15年。あらためて「一人ひとりが活きる」とは何かを考える

ご機嫌いかがでしょうか。
よかウェブ九州のサガノトモです。

2026年3月11日。
東日本大震災の発生から、15年の時が流れました。

犠牲となられた方々へ哀悼の意を表するとともに、
被災されたすべての方々へ、静かに思いを寄せたいと思います。

写真は博多駅の様子です。
角度が若干違いますが、2026年と2011年と同じ場所から撮影しています。
2011年の写真は、地震発生直前、博多駅からの移動途中に撮影していたものです。

15年という時間は、長いようでいて決して長いだけでは言い尽くせない重みを持っています。
歳月は過ぎても、失われたものが元に戻るわけではなく、残された痛みや記憶も、きれいに区切れるものではありません。

10年の節目だった2021年3月11日、私はこの日に寄せて、ひとつの記事を書きました。
その中で、私はこう記していました。

「一人ひとりが活きるために全力でいられるよう、私はできることでサポートしていく。」

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10年から15年という節目を迎えた今、
その言葉をあらためて見つめ直しています。

なお今回は、2013年に宮城県を訪れたときの写真も交えながらお届けします。

目次

「10年→15年」の間に、社会は大きく姿を変えた

2021年は、まだコロナ禍のただ中にありました。
人と会うこと、集まること、何気ない日常をともにすること。
それまで当たり前だったものが、当たり前ではなくなっていた時期でした。

あの頃は、多くの人が、不安の中で手探りをしていたように思います。
会えないなら、どうつながるのか。
対面が難しいなら、どう届けるのか。
仕事も暮らしも、人との距離も、これまでと同じままではいられないことを、私たちは少しずつ受け入れていきました。

前回の節目からの5年で、社会はさらに変わりました。

以前なら一部の人のものと思われていた仕組みが、今では日々の仕事の中へ深く入り込んでいます。
オンライン会議やキャッシュレスはその最たるものと言えるでしょう。

さらに、この数年でAIの進化は一気に加速しました。

  • 文章を整えること
  • 情報を調べること
  • 考えを整理すること
  • 画像をつくること

これまで時間や手間のかかっていたことが、ずいぶん身近なものになりました。

しかし、便利さはいつも等しく安心を運んでくれるわけではありません。

新しいものが次々と現れるたびに、

「何から始めればよいのかわからない」
「自分にも使えるのだろうか」
「周りは進んでいるのに、自分だけ取り残されるのではないか」

そんな戸惑いを抱える人も、確かにいます。
時の流れとも併せて、ひとり取り残されていく気持ちも感じ取れます。

特に、シニア経営者や個人事業主の方々にとってはなおさらです。
日々の仕事をまわしながら、
お客さまと向き合いながら、
売上や資金繰りも考えながら、
その上で次々と押し寄せる変化に向き合わなければならない。
それは、簡単に「時代だから」で片づけられることではありません。

だからこそ私は、
10年→15年の変化を振り返りながら、以前にも増して思うのです。
人が本当に必要としているのは、知識そのものだけではなく、
安心して前へ進むための支えなのではないか、と。

車窓から見た宮城県沿岸部の様子2013年
車窓から見た宮城県沿岸部の様子(2013年撮影)

シニア経営者や個人事業主にとって、「活きる」とは何か

震災から10年の2021年3月に記事を書いたとき、
私は「生きる」だけでなく「活きる」ことを支える大切さを感じていました。

震災から15年が経った今、
その言葉の意味は私の中で以前より少し輪郭を持ってきたように思います。

シニア経営者や個人事業主にとって、「活きる」とは何でしょうか。

それは、ただ事業を続けることだけではないはずです。
ただ、流れに合わせて新しいものを取り入れることでもないはずです。

長年積み重ねてきた経験が、時代の変化の中でも埋もれずに届くこと。
自分の考えや想いが、必要な相手に、きちんと伝わること。
わからないことがあっても、恥ずかしさや遠慮に押しつぶされずに相談できること。
新しい道具に振り回されるのではなく、自分の仕事にとって必要な形で使えること。

そして何より、

「まだやれる」
「これからも自分の仕事を続けていける」

そう感じられること。

私は、その感覚の中に「活きる」という言葉の大切な意味があるように思うのです。

ただ生き延びるだけではなく、
その人がその人らしく、持っている力を発揮できること。
ただ困りごとをなくすだけではなく、
自分の仕事や生き方に、もう一度手応えを取り戻していけること。

それが、私の考える「活きる」です。

AI時代だからこそ、置いていかれる人を増やしたくない

AIは、使い方によっては本当に心強い道具です。

文章を考える助けにもなります。
頭の中にあるものを整理する補助にもなります。
アイデアを広げたり、資料づくりを支えたり、
小さな事業者が一人では抱えきれなかったことに手を伸ばすきっかけにもなります。

しかしその一方で、
AIという言葉そのものに、速さや正しさを競うような空気がまとわりついているのも感じます。

早く使えた人が先に進む。
詳しい人だけが得をする。
使えない人は遅れていく。

そんなふうに受け取られてしまえば、技術は人を助けるどころか、追い立てるものになってしまいます。

私は、そうはしたくありません。

本来、技術は人をふるい分けるためのものではなく、支えるためのものであってほしい。
使いこなせるかどうかで、その人の価値が決まるわけではありません。
わからないことがあるからといって、誰かが小さく扱われてよいはずもありません。

AI時代だからこそ必要なのは、
その人の仕事や暮らしに合った形で、無理なく取り入れていけること。
そして、困ったときに、安心して相談できる相手がそばにいることだと思います。

私自身は、AIを「早く・簡単に成果を出すためだけの道具」としてではなく、
考えることを助け、言葉にならない思いを整理し、その人らしい発信や判断を支える相棒のような存在
として受け止めています。

だからこそ、AIが進む時代の中でも、最後まで大切なのは人へのまなざしなのだと思うのです。

宮城県名取市の様子(2013年撮影)
宮城県名取市の様子(2013年撮影)

いまサガノトモにできること

では、その中で、私に何ができるのか。

大きなことができるわけではありません。
社会全体を一度に変えられるわけでもありません。

けれど、目の前の一人に対して、できることはあります。

パソコンやホームページ、Web活用や情報発信について、
「わからない」を一緒にほどいていくこと。
難しい言葉や仕組みを、その人に合う言葉へと訳していくこと。
ただ便利なものを勧めるのではなく、その人が続けられる形へ整えること。
苦手意識や不安ごと置き去りにせず、小さな一歩をともに支えること。

シニア経営者や個人事業主の方の中には、長年の経験や、誠実な仕事、人との信頼関係という、大きな財産を持っている方がたくさんおられます。
けれど、その価値がWebの上で十分に伝わっていないこともあります。
デジタルが苦手というだけで、本来なら届くはずの相手に届いていないこともあります。

私は、そこに橋をかけたいのです。

その人の中に、すでにある価値。
長い時間をかけて育ててこられたもの。
言葉になりきらなかった想い。
それらを、今の時代に届く形へ整えていくこと。

教えるだけではなく、伴走すること。
急かすのではなく、その人の歩幅に合わせること。
置いていかないこと。

それが、今の私にできることだと思っています。

2021年に書いた
「一人ひとりが活きるために全力でいられるよう、私はできることでサポートしていく。」
という言葉は、15年の今、私の中で、以前よりも少し具体的な仕事の姿になってきました。

仙台勾当台公園

15年の節目に、あらためて思うこと

震災から15年。
あの日は、年を重ねるごとに遠くへ流れていくようでいて、
ふとした瞬間に、今の私たちの足もとへ戻ってくる気がします。

思い出すということは、ただ過去を振り返ることではなく、
いまをどう生きるかを静かに問い直すことなのかもしれません。

大きなことはできなくてもいい。
目立つ支援でなくてもいい。
自分の持ち場で、自分にできることを、丁寧に重ねていく。

それもまた、あの日から続く時間の中でできる、大切な営みの一つなのだと思います。

15年が経った今も、私の中で変わらない思いがあります。

一人ひとりが、その人らしく活きるために全力でいられるように。
そのために、私は私にできることを重ねていきたい。

あの日を忘れないために。
そして、いまを生きる一人ひとりの力を、少しでも支えられるように。

2026年3月11日。
静かな祈りとともに、あらためてそんなことを考えています。

最後まで読んでくださいまして誠にありがとうございます。
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ご感想やご相談も、お気軽にお寄せください。

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